試験と遅刻

今週のお題「試験の思い出」

 

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 試験というと私は2つの出来事を思い出してしまう。どちらも私が高校生の時の出来事だ。

 

 1つ目は情報処理の検定の時の話だ。私は試験終わりになじみのある連中がいたため、その輪の中に入っていった。しばらくだべっているとそのうちの1人が「今日試験だったことすっかり忘れてたんだよね。珍しく今日は早く起きれたから仮面ライダーつけて流し見しながら『なんか忘れてんな?』と思ってたんだよ。でもってプリキュア(当時は日曜朝7時30分からスーパー戦隊仮面ライダープリキュアの順で放送されていた。)が流れ始めたあたりで試験だって思い出したんだよ。頑張って試験に間に合わせたわ~」その話を聞いて私はあきれると同時に少し驚いた。彼の家は学校から30分から40分ほどかかる。しかし試験は9時から開始だ。ギリギリ、下手すると試験に間に合わなかっただろう。私はよく事故にあわずに試験開始までに間に合ったなと思いつつ、パニックにならずに平然としてる彼に感心したのだった。

 

 2つ目は簿記検定のときだった。試験終わりに待ち合わせしていた友人のもとを訪れた時のことだった。一緒にいるはずの1人がいないのだ。「ねぇ、■■はどこ?」と私が訪ねると、友人の1人が「ああ、彼女なら試験時間に遅れたからほかの級を受けてる子たちと一緒に試験受けてるよ。」と。この話を聞いたときに、学校の対応甘すぎると思った。ちなみに■■は遅刻ぐぜのある人で待ち合わせにもしょっちゅう遅れてくる人だった。平然と遅刻するような人だったから学校側が厳しく対応してくれればいいのにと思いながら友人の話を聞いていた。

 

 こうして思い出してみると両方とも遅刻がらみのうえに、試験自体のエピソードはないところが不思議なところだ。それに私自身は約束や時間を守るタイプの人間にもかかわらず、なぜか1人か2人は遅刻にかかわる人間が出てくる。類は友と呼ぶという言葉はこの場合に限り適用されないらしい。